こけら寿司を彩る無肥料無農薬の美味しい「人参」の小話し

こけら寿司の人参の小話し

こけら屋の人参は自家畑で、春蒔き(晩夏収穫)、初夏蒔き(秋冬収穫)、夏蒔き(越冬春収穫)とオールシーズン育てております。

越冬ニンジンは、シカに侵入されて食害にあう事もあります。

こけら寿司の人参は輪切りにした状態で、丸い美しいカタチになるように、まっすぐ育つよう、土作りにも気をつけています。

美しい人参を作るために、総出で地道に草を手で取り、土に還して育てています。

自然栽培では、何年もの長期期間で栽培計画を考えて土壌微生物の命が豊かになるように土づくりを地道に行っているのです。

とはいえ、農薬も肥料も使うことなく自然栽培でにんじんを作るということは、通常は非常に困難なことです。

自然のものなので、形まで均一にとはいかなく、様々なカタチの人参もできてきますが、その中身、味は確かなものです。

収穫したものから、サイズやスタイル、根張り、葉の張りなどから、こけら寿司に適さない形の人参は私たちが美味しく頂いています!

人参の葉っぱの小話し

こけら寿司の飾りに人参の葉っぱを使います。

でも、人参の葉っぱってスーパーではほとんど見ることがないですね。

こけら寿司

人参の葉っぱがスーパーではほとんど売っていないのは、葉っぱはすぐにしおれてしまい、見栄えが悪くなり、日持ちしないからです。

葉っぱに養分を取られてしまい、人参の味や鮮度が落ちるというのもあります。

人参に使える農薬というのは、葉っぱの部分まで含まれていないため、葉っぱ付きのものは出荷できないという事もあるそうです。

ですが、こけら屋の自家畑で作った人参は無肥料無農薬なので、新鮮な立派な人参の葉っぱを食べることができます。

こうして収穫された人参は、一本一本、丁寧に洗って、こけら寿司に使用します。

素材の味わいをそのまま堪能できる、無肥料無農薬の美味しい人参も味わって、こけら寿司をぜひご賞味下さい。